どこの会社もこんな感じなんだろうか
私は、世の中を甘く考えすぎなのか。
悔しくて、辛いので、今の会社のことを書き綴ってみる。
自分の会社のことを悪く言うのは良くないのはわかる。
簡単に変えられない私の力量不足なだけだと思う。
結局、発言力のある人にどうやって取り入れてもらうか、が全てだ。
希望を持って、軸になれる人材を!とかの名目を見て、大きなことをなしてやりたいと思って、2月から今の会社に入った。
中に入ると、なかなかの環境だった。
作業がひどく属人化し、みんな、何をやっているのかまったく見えない。
いろんなことが、なあなあな作業で、常にその場しのぎの解決ばかり。
一応オペレーショングループと言う名の組織にいるが、パート含め、何してるのかよくわからず、共有もされていない。進捗も見えない。
一人一人が自分の担当の企業の通知を一生懸命追いかけて、対応。
顧客担当の電話受けの子たちは新卒ばかりで、多くの子が人事担当などのお客さんとやりあっても、言いなりになるだけで、内容も理解できておらず、まともな提案もできない。
システム部という名前だけのチームもあるが、スピード感もないので、ずーっと既存のACCESSのエラーと戦って、新しいものを導入する兆しもない。
さらに自社のツールと称したものは、全て外注のAPIなので、まぁ改修が遅い。
社内のツールは全部エクセル。
データ共有も、各チームが別々に作ったエクセルとACCESS。
データベースが別々になっていて、片方更新しても、ほかの多くは更新されず、形骸化されたデータが山積みで、共有フォルダの容量を圧迫している。
各チームは、やりやすいツールを入れようと、単発のツールを入れてるが、何をしているのかよくわからない有様だ。
お客さんもアナログな、どこも対応してくれなさそうな中小企業が多い。
そういう企業に対しての提案力もないので、お客さんの言いなりになっていて、作業工数ばかりが無駄に多くなる。
工数は多くても、人件費が異常に安く、一人にかかる作業量がおかしい。それでいて利益は出しているのは、人件費を切り詰めてその場しのぎでとにかく解決しているからだ。
みんなそれに対して戦うスキルを持っていないので、ただ流されるままに必死に作業している。
あと、毎日大量の紙の印刷。もったいない。先日、シュレッターが壊れた。そのくらい日々シュレッターがないと対応不可能だ。…経費の垂れ流しである。
まぁつまり、こう、なかなかの改善余地ありまくりな楽しい環境なのだ。
私は、こんな環境で根本原因を追求し、偉い人(50代後半の10年近くいるおっさん)に、こう言った。
「こんな環境で、各チーム、色々問題をあげてますが、根底からシステムや体制を変えなければ、何も変わらないと思います。まずは、データがバラバラな状態で連携をとって正しい情報を管理するのは難しく、さらにエクセルとかで管理するのはお察しですので、クラウドなどで、データベースを一つにして情報を集約し、タスクとして記録を残し、それを平準化していきたい(サイボウズkintoneの導入とか)」
すると、
「まぁそういうのは、どこのチームもみんな抱えてて難しいしさ。大きな問題だから、今はできないね。そのうちね」
とのこと。
「とりあえず今は(目先の)自分のチームのマニュアル作り、ルール作りをやっておいてください」
と、ひどく細かい視点の目先作業タスクを大量に与えられた。
マニュアル作ったって、根本の整備が整ってなきゃ、どうせ誰もみないゴミデータになるよね?
と、思いつつ、はぁ、と、力なく答えるしかなかった。
さらには、周りからあれもこれもやれ、と振られている。
組織なんてこんなもんだなと少し絶望に近いものを感じてしまうほどだ。
新しいチームの運用(個人管理の作業をチーム化するために…)
グループ会社ボーリング大会のイベント担当(新人だからとのこと)
新卒採用のイベントでの人集めの担当(マネージャー候補だからとのこと)
顧客対応の担当(他にやる人が足りないから)
パート採用担当(自チームのことだから)
新チームのリーダーとして、同僚やらパートの愚痴を聞き、
どうしたらいいんですか?!と強めに聞かれて、自分で考えて改善しようとしない人たちの集まりの中で、「確認してください!」と丸投げされる環境である。
さらには資格も取らねばならないので勉強もしなきゃならない。
だが、家が遠いのもあり、毎日朝6時半に起き、夜は0時近くに帰り……(笑)40歳にはきつい。
さらには、この会社には下の者に権限を与え、動かしてもらう、という考え方はない。
常に稟議、決裁、承認、、、私には決定権はないので、直の上司はやろうぜ!とかいっても、結局稟議を通すために関係各所に掛け合って交渉して行かねばならないが、そこでフォローはない。
つまり権限は与えてもらえないのだ。
さっきの「そのうちね」も、「じゃあいつやるの?」と問いたい。
林先生にバカにされるよ。
その割にイノベーションとか、改善とか、変化とかをうたっている。
朝礼では海外はどうのこうのとか、ウンチクを言い、知ったかぶり。
以前、ちょっと嫌味で「組織の改善にはエンパワーメントが必要だと思いますよ」とストレートに伝えたら、
部長が「面白いこと言うねぇ。育ってきた環境が違うんだね」と、
まるで「この会社ではその考えは捨てろ」と言われたような口ぶりだった。
その割に、よくわかんない単発の書類読み込みのためのRPAを、環境整備も整ってないのに入れて、これは改革だ!とか、今はロボの時代だーとか言っちゃって、金かけて導入しようとかしてるので、つい正気ですか?と問いたくなる。
半年でリーダーに据えられたが、はっきり言えば、俺の話を聞け!というような部下の話も聞かない、権限を与えない人が、部長とかになってる時点でお察し。
結局、日本なんてこんな企業ばかりなのかな。
というか北海道だからこんな感じなのかな。
外資系、ベンチャーにいたので、今更日系企業にきたら、これが現実なのね、と痛感する。
私の感覚はおかしいのか。
郷には郷に従い、そっと慎ましやかにいればいいのか。
もうほんとに疲れてしまうが、とりあえずもう少し、理論攻めできるようにデータを集め、資料を作り、周りの人を動かせるように頑張ってみたい。。。
…とはいえ、心が折れそうだったので、ここでぶっちゃけ。
味方はたくさんいるけど、それぞれ、自分の仕事じゃないって思ってる時点でみてる方向性が違うのかな。
同じ方向を見れる人に巡り会いたいが、もはや自営業しかないのかなとおもう。