便利×お得×豊富で中小小売店に勝ち目がない件
最近、zozoがYahoo!参加になるニュースがありましたが、
私はzozoを使ったことがなかったので、いまいち、何が優れていたのかよくわかってませんでした(笑)
前澤さんが色々やってましたが、正直、zozoがすごいというより、前澤さん自身のキャラが話題にさせたのかなぁ???とか浅はかに思いましたが、
よーく考えたら(もはや今更?って感じですけど)、アパレル、というジャンルではハイブランドのお洒落なお店を集めたという点では、とんでもなく強い独自性があったのですね。
私はあんまりお洒落なブランド服を着なかったので使ってなかっただけでした(笑)
よく考えればそれまで、ネットのアパレルはニッセン、セシール、ベルメゾンなど、お安くカタログショッピングという、テレビショッピングの延長しかなかったのを、実店舗のお洒落でそこそこ高級な店舗を集めて、使いやすくして、成長したのはzozoくらいなのでしょうね。
もちろん楽天とかも、たくさんのお店を集めてましたが、楽天は一つのサイト、というよりも、いろんな店舗が独立していたので、zozoのようにひとまとめにした、というのはあまり見なかった気がします。
これはzozoの優位性なんですね。超今更ですいません笑
ネットショップは色々使ってますが、何だかんだ、個人的によく使うものには、どこか優れた「優位性」や「お得感」がありますね。
もともと10年前くらいからAmazonが大好きでした。
当時、何が便利かって、とにかく検索しやすいこと。
商品の検索に関しては、Amazonが半端なく楽で、操作性ではどこのサイトよりも一番優れていると未だに感じています。
最近のAmazonは3P事業者も増えてしまい、よくわかんない中国人の業者が多いために、いろんな商品がヒットしまくるのであまり検索が優れている感を感じなくなりました。
どれが本当に公式的にいい商品なのか見づらいです。
Amazonチョイスという表記がありますが、見方がいまいち分かりづらいので、私なら、もっと検索に制限をかけ、昔のように本当に大丈夫な商品だけを出す機能をユーザーに選ばせる(しかもめっちゃ分かりやすくフィルターをかけさせる)ようにしたいですね。
最近、直販の小売側の売り上げが落ちているそうですが、こういうのも要因の一つだとは思います。
とはいえ、現在のアマゾンの優位性はまだまだあります。
それは、送られるのが速い、さらに送料が無料なことです。何よりこれが一番の優位性で、最高のお得感な気がします。
送料は本当にバカにならないので、送料が無料です、というのは、いい宣伝文句な気がします。気づけばお金がかかってたとか嫌だしね。
なので多分、今のAmazonは届くのが速いというところにフォーカスし、フルフィルメントセンターなどをどんどん増やしたり、ドローン配送を開発したらしているのでしょう。
Amazonは投資力が半端ありませんし、そういうところは本当に最先端を行く企業の強みだと思います。
そういえば、昔はさほどお金に困ることがなかったので、多少高い金を払っても楽な方を選ぶ、ということをしてました。
彼氏曰く「金持ちの感覚」だそうですが。
私的には、時間もお金なので、あれこれ操作したりする時間がもったいないじゃん?と思っていて、楽に使えるというのはとても重要だと思います。
で、最近はそこまで時間を重視してないスローライフな感覚になったこともあり、お金をもうすこし節約しなきゃなぁと思うようにもなりました。
それでポイント還元率を気にするようになりました。
やっぱり安く買えたほうがいいし、あれもこれも欲しいとなった時、利便性よりもお得さを重視するようになりました。
そこで最近しょっちゅう使うのは楽天です。
楽天カードを発行した後の無敵感は半端ありません。
こんなに還元して大丈夫なのだろうかと思うレベルです。
ただ、ポイント還元というのは、ある意味、先行投資、だと思います。
ポイントは次に必ずそのサイトを使うきっかけになりますので、あまりユーザー離れを起こしません。むしろ利用者をどんどん増やす要因です。
楽天は短期的な視野よりも、長期的なところを見据えて放出しているのだなぁとは思います。
(中には意味のなさそうな還元やサービスを提供しているのもよく見ますが。人が多くなると、無意味なことをしだす部署もできちゃいますよね…似たり寄ったりなことをしてたりとかね。。)
3Pセラーの集まりの楽天なので、本当に欲しいなと思う日用品的なものや、化粧品などはあまり見つからず、Amazonにはかなわない気がしますが、カラコンや、ちょっと変わったものなどは、楽天様に敵うものは無いと思います。
そこが優位性なのでしょうね。
あと、彼氏はいつもヤフーショッピングを使ってます。
これが今回zozoを買収したので、さらに強くなりました。
彼氏の様子を見ていると、使っている携帯がSOFT BANKなこと(ポイント還元率がいいのかな?)、あとは、「車関係の商品が多くあること」が理由なようです。
ヤフーの優位性は「商品の充実」です。しかも新品の「本当に良い商品」なら、ヤフーが一番優れている気もします。店舗の審査も楽天よりヤフーの方が厳しそうなイメージです。
ヤフーがzozoを傘下に入れたのはアパレルの優位性を獲得したかったからなのかもしれませんね。
Amazonもアパレル強化を一時期うたってた気がするのですが、これで多分、勝ち目に陰りが見えた気もします。
あとはメルカリ、、、ただ、これは少し特殊ですね。どちらかというと、小売ではなく、不用品の譲り合い、にフォーカスされているので、楽天の手数料ビジネスに近いかもしれません。だから、楽天はラクマのようなサイトを立ち上げて、メルカリからシェアを取ろうとしているのでしょうねー。
とまぁ、なんとなくまとめると、大きなネット通販会社は、以下の優位性がありますね。
Amazonは「必要な生活密着商品」→必須だから早く届けて欲しい、とにかく便利で速い
ヤフーは「必要な嗜好品」→趣味のもの、お洒落なもの、インテリアなど
楽天、メルカリは「必要じゃ無い嗜好品」→配送は遅くても気にならない、ニッチなもの
結局、使う人が不便に感じたり、手間がかかる、お得じゃ無い、欲しいものがないというのが一番ユーザー離れを起こす気がします。
これは、ブラック企業になる企業も同じで、社員が業務過多だったり、とにかくやり方がアナログでだらだらマンパワーでやるしかなく、給料も低かったら、社員も離れていく気がします(笑)
と、これらの状況の穴を見つけて、どこよりも優位性を持って、あとは超強い投資力と、周りを巻き込む交渉力、ユーザー目線の視野があれば勝てるかもしれません、、、
でも、大抵のことはもういろんな企業がやってます。
だから勝ち目がないとタイトルをつけました(笑)
ローマは一日にして成らず。