40代独身道民OLの一人語り

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やり方を変えられない理由

先日、元東京都庁勤めの同僚と、

「こんなに方針を変えるのが難しいのは初めてだ。なぜこんなに変えられないのか」

という話題を交わした。

 

今、会社で体制ややり方を変えようと色々な話をしており、リーダーとして動こうとしているのだが、どうも変えることが難航しており、どうしたらもっとパッと変えられるのかと、頭を悩ませている。

 

私も前職は大企業で、物事が何か変わる、という時、通達一本でガラッと物事が変わり、強硬手段でも物事がどんどん変化していく環境にいた。

 

今、私たちが務めているのはせいぜい100人くらいの地方の中小企業だ。

そして、周りのメンバーは、なんとなく全力で毎日、あるものを使って、しんどいと思いながら日々を過ごしている。

人手も足りてないし、いつも人を募集しているような環境だ。

 

それで、ふと思いついたことがある。

 

大企業や役所はがっちりと固まったルールがあり、それに従って全員が個人の役割を定めて

行動しているのが当たり前だから、そのルールを変える、ということに対して、そもそもあるものが変わるから、抵抗することをあまりしないのではないか。

 

そして、今いる企業は、根本的なルールが存在せず、漠然とみんな目的を達成するために、それぞれ一人一人がいろんな作業を並行して実行して、努力して目の前の壁を破ってるから、一人一人の価値観ややり方を変えることに対して、意欲を見せないし、一斉に変えるという改革ができないのではないか。

 

共通認識というものがないと、変えるということすら、難しくなるのかもしれない。

 

私はすでに5回目の転職だ。

 

しかも、それぞれ状況の違う環境だったので、振り返ると、物事を変える、ということに対しての環境が見える。

 

飲食業で一従業員の時は、とにかく変わりばえしないことをずっと毎日続けている作業員だった。だから、変えるということをする必要は基本なかったし、パートさん達と楽しく過ごせていればよかった。

 

個人事業主の元で働いていた時は、その主人の価値観一つですべてが即座にガラッと変わった。個人事業主が絶対なので、さほど発言権もなかった。

 

ベンチャー企業の場合は、自分たちが何もないところから築いていったので、ある意味変えるものもなくとにかく新しいことに挑み、無理ならやめるというほど自由だった。だから、決まったものよりもどう変化させていくかを考える日々だった。

 

大企業の時は、上記の通り通達一本で、それに従って動いた。決められたことをどう普及させ、安定させるかが全てだった。

 

今回は全く違うパターンで、やや行き詰まってきている。

 

もう設立から25年近くにもなる中小会社で、しかも上場もしていて、ずっと同じことをやり続けてきていた分、とにかく古臭いやり方が根付いてしまっている。

それを正とする人も多く、何かを変えようとしても、それにネガティブな人もすでに多い。

やればいいとワンマン的に簡単に言える環境でもないし、共通ルールがないから、こうするといって浸透させるのも難しい。

 

今までで一番難しいパターンなのだ。

 

まぁ、だから、面白いのはあるし、いい同僚もたくさんいる。

 

答えはこれから探すが、どちらにしても、できないものはできない、変えるしかない、やるしかない、のだとも思っている。

 

前のエントリーで、郷には郷に従えと書いたが、まさにそれで、状況に合わせた進め方が求められる。

 

既存に流されずに、自分がやれること、やるべきことをやりつづけることが、変化の一歩になるのかもしれない。